㈱大同ゼネラルサービス

  • 傷害

コラムタイトル

キャンプ、ランニングをする人に必要な保険とは?

リード

一般社団法人日本オートキャンプ協会の調査によると、1年のうち1回以上キャンプに参加した人の数は、近年徐々に増えており2019年は860万人でした。「密」になりにくく新型コロナウイルスの感染を避けられるレジャーとして、今年度も人気です。また、気軽にできるランニングを始めたという方も多いのではないでしょうか。楽しいレジャーやスポーツ中は、思わぬアクシデントに遭遇することもあります。もしもの時の費用負担を補償してくれる保険をご紹介します。

    • 傷害
コラムサマリ

★この記事は3分で読めます。

 

  • 傷害保険では、医療保険で補償対象外の通院治療のみのケガも補償の対象。
  • 傷害保険は、目的や補償期間、補償対象者にあわせて様々な種類がある。
  • 傷害保険の対象は「急激」、「偶然」、「外来」の要件を満たし、医師の治療が必要なケガ。

 

※ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※取り扱い保険会社及び保険商品について、ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※文中に記載の保険商品、サービスの名称及び内容は保険会社によって異なる場合がございます。

本文

■キャンプ、ランニング中に起こるケガにはどんなものがある?

キャンプやランニング中にケガをする場面を考えてみましょう。次のような状況が起こることがあります。

<キャンプ>
・調理中にやけどをして病院で治療した。
・テントを設営するロープに引っかかって転び骨折して入院した。
・目的地からの帰りに、交通事故に遭ってケガをして入院した。

<ランニング>
・足首をねんざして通院した。
・後ろから来た自転車に気づかず接触してケガをして入院、手術した。

ケガを補償対象とする保険を傷害保険と言います。医療保険に加入していれば、病気だけでなくケガの場合も入院、手術の補償に該当するときは保険金が支払われます。通院補償は、特約で付加できる医療保険が一部ありますので、「ケガだけを補償する保険は必要?」と思われるかもしれません。

しかし、医療保険の通院特約は、入院保障に該当する入院の前や退院後に通院したときにのみ保険金が支払われますので、上の例のやけどやねんざのように通院治療のみの場合は、保険金を受け取ることはできません。

■スポーツやキャンプ、ランニングをする人におすすめしたい保険とは?

スポーツやキャンプ、ランニング中のケガを補償できる保険の種類をご紹介します。

●普通傷害保険

国内、国外を問わず、自宅や職場、旅行中など日常生活で起こるケガについて補償を受けることができます。ケガだけでなくケガによって亡くなったり後遺障害が生じたりした場合も対象になっています。加入する方の職業の危険度により、保険料が異なります。一方で、年齢によって保険料が変わることはありません。

●国内旅行傷害保険

国内を旅行中の事故によるケガが補償の対象です。賠償責任、携行品損害、救援者費用等の補償が、特約で付加できます。補償の期間は自宅を出発してから自宅に戻るまでとなります。

ケガの補償を対象としている傷害保険は、健康状態について告知する必要がなく、年齢や性別によっても保険料は変わらず、比較的安価であることが特徴です。補償内容が商品ごとに異なりますので、目的に合った保険を選ぶことができますね。

■補償の落とし穴?!補償の対象にならないケガに注意

傷害保険はケガの補償を対象とする保険ですが、対象にならないケガもあることを知っておきましょう。傷害保険の支払い対象になっているケガは、「急激」、「偶然」、「外来」の3つの要件を満たしたケガに限られています。

つまり、「突発的に発生し、予測が不可能な身体の外からの作用を原因としたケガ」をした場合に対象としてみなされ、急激性のない靴ずれや車酔いなどの場合は対象になりません。

また、保険金の支払いを受けるには、原則、医師の治療が必要になりますので注意しましょう。接骨院、整骨院等に通院した場合は、脱臼、骨折、打撲、捻挫のみ、鍼(はり)、灸(きゅう)、マッサージなどは、医師の指示に従って行われた場合にかぎり、支払いの対象となります。

■加入している保険の補償内容を確認してから検討しよう

キャンプやランニングを楽しむときに心配になるケガの補償については、入院を伴わない通院治療も対象になっている傷害保険で備えることができます。詳細の補償内容、加入している保険の内容はお近くの代理店さんに問い合わせしてみましょう。

この記事の執筆協力

執筆者名

藤原洋子(FP dream)

執筆者プロフィール

FP dream代表 大学では社会学を学び、卒業後は食品メーカーに入社するが、結婚を機に退社。生命保険会社で営業職、チーム運営を経験。現在は、独立系ファイナンシャル・プランナーとして執筆、相談、セミナーなどの活動をしている。日本FP協会スタディグループ横浜FP.com、NPO法人FPネットワーク神奈川に在籍。AFP資格(日本FP協会認定)、住宅ローンアドバイザー資格(住宅金融普及協会認定)保有。ファイナンシャル・プランナー事務所FP dream

募集文書管理番号
FFFF-29A1-B20126-202102

関連コラム